2009年11月5日
- 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 監督:水島精二 原作:荒川弘
評者: 評価: いまいち(-10点) 分類:アニメ
大量破壊兵器を開発した科学者のもとを訪れた国家錬金術師の兄弟だったが、権力中枢への取り成しを断ったため逆恨みで戦闘になり、科学者の暴走により兄弟の兄エドは異世界に飛ばされてしまう。その世界は錬金術などない科学全盛の第二次世界大戦前のドイツのミュンヘンだった。そこでエドは、弟アルに似た青年と出会い、何者かに追われるジプシーの娘を助けるが、その世界での陰謀に巻き込まれていく。
2009年10月3日
- 金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った 安部芳裕 (徳間書店5次元文庫)
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:政治・経済
金融というしくみそのものが詐欺であり、そのしくみはユダヤ人一家ロスチャイルド家が作ったものだとして、彼らやその他の国際金融資本家たちが世界を動かしていると告発し、彼らの手口になるべく乗らずに世界を良い方向に持っていこうと主張している本。
2009年9月26日
- バトル・ロワイアル 作:高見広春 画:田口雅之
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:マンガ
現代日本を軍国主義の独裁国家にしたような空想世界。そこでは無作為に全国から中学三年生の一クラスを選び、最後の一人になるまで殺し合いをさせる「プログラム」と呼ばれる実験が定期的に行われていた。修学旅行のバス移動中に催眠ガスで眠らされた一同は、人払いされた離島に移され、殺人ゲームに強制参加させられる。
2009年9月13日
- ヒトのオスは飼わないの? 米原万理 (文春文庫)
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:随筆・日記
ロシア語通訳で作家の米原万理が、あるときからあるときまで飼っていたペットの犬や猫たちとの出会いや生活を語ったエッセイというかドラマ仕立ての記録。国際会議場の庭で出会った子猫を飼い始めたり、不思議ななりゆきで出会った妙に利口な犬を飼い出す一方で、放し飼いにしていていなくなったネコ、激しい雷の夜にどこかへいってしまった犬など。
2009年9月9日
- NHKスペシャル 日本海軍 400時間の証言 第1回 開戦 海軍あって国家なし NHK 2009.9.8 0:09〜
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:ノンフィクション
旧日本海軍の幹部たちが仲間内で反省会を行っていて、最近になってその模様を録音したテープが出てきた。三回に分けてその中から抜粋した第一回。皇族の軍令部総長が昭和に入ってからの海軍の大軍備を後押ししたこと、陸軍からの開戦の圧力に抗し切れなかったこと、予算獲得のためであったことなどが赤裸々に語られる。
2009年9月8日
- 文学少女と死にたがりの道化 野村美月 (ファミ通文庫)
評者: 評価: いまいち(-10点) 分類:ミステリー
高校の文芸部に巣食う、本を食べて味わうお下げの妖怪美少女・遠子先輩にせがまれ、甘い恋の物語に見せかけて奇妙な短編を日々書き綴る主人公の少年。二人のもとに、ラブレターの代筆を頼む夢見がちな少女が訪れる。ところが彼女の相手であるはずの「愁二先輩」はどこにもいなかった。太宰治「人間失格」に絡めたライトノベルなミステリー小説。
2009年9月5日
- 生徒会の一存 葵せきな (富士見ファンタジア文庫)
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:学園もの
生徒の間の人気投票で生徒会役員を決める私立碧陽学園では、美少女たちが生徒会役員を勤めていた。そこへ無類の美少女好きでエロゲマニアの杉崎鍵が、学力で選ばれる特別枠で乱入し、生徒会役員会を自らのハーレムとすべく日々調子に乗っているのだった。学園モノでハーレムモノの連作短編ライトノベル。
2009年8月31日
- 機動戦士Vガンダム 富野由悠季 監督
評者: 評価: いまいち(-10点) 分類:アニメ
いまなお特に三十代四十代の男性から根強い人気を持っているロボットアニメのガンダムシリーズのうち、初期作品と同じ時間軸の世界を背景とした最後の作品。地球連邦が疲弊し、宇宙コロニー群サイド2に興ったザンスカール帝国が地球侵攻を企てる中、民間人を中心に組織したリガ・ミリティアがガンダムと名の付く新型兵器をひそかに開発し反攻しようとする。わずか13歳の少年ウッソ・エヴィンは小競り合いに巻き込まれ、ガンダムのパイロットとして活躍するようになる。
2009年8月29日
- 超不都合な科学的真実 ケイ・ミズモリ (徳間書店 5次元文庫)
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:自然科学・数学
ガンの特効薬、電子レンジの健康への害、アメリカで起こる大停電の謎、逆再生のメッセージの力、実在がほのめかされる反重力など、オカルトじみた事象が存在するかもしれないことを色々な資料から解説してみせた本。
2009年8月23日
- お金儲けは「感謝集め」 勝間和代 (産経新聞 人生戦略の立て方 2009.8.22)
評者: 評価: いまいち(-10点) 分類:経済・産業
お金についてオープンに語るのが「はしたないこと」だった時代は去り、いまは考え抜いて金儲けすることがみんなの幸せになるのだと主張している短文。