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2006年6月24日ひっちぃ
坪内祐三の評論らしきもの(坪内祐三「同時代も歴史である 一九七九年問題」文春新書)を読んでいて気づかされたのだが、山本夏彦は老いてから恋愛小説のようなすごい自伝を書いていたらしい。ほんの30数ページほどなのだそうだが、評論文を読んだだけでもその生々しさが伝わってきた。 私が知っている山本夏彦は、聞き手としての若い女性編集者との昔の日本はこうだったという対話の本が中心だったのだが、この対話はひょっとしたら山本夏彦の生々しい話をもっと聞きたがった編集者が仕組んだものかもしれない。
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