2010年6月1日
- 戦場のヴァルキュリア セガ
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:シミュレーションロールプレイングゲーム
第二次世界大戦のヨーロッパをモデルにした空想世界で、帝国軍と連邦軍が大戦を戦っていた。中立だった小国ガリアに突如、自らの野望を抱く準皇太子が率いる帝国軍が侵攻する。先の大戦の英雄を父に持つものの生物社会学を専攻しおだやかな生活を送っていた青年ウェルキン・ギュンターは、かつて父が乗っていた戦車を受け継ぎ、義勇軍の小隊長として戦う。トゥーンレンダリングを使った水彩画風の3DCGが美しい、独特のアクション性を持った半リアルタイムなシミュレーションRPG。
2010年5月24日
- アイ・アム・レジェンド フランシス・ローレンス監督 リチャード・マシスン原作
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:洋画
空想近未来のニューヨークで、ガンをなおすための画期的なワクチンが突然変異して人々を皆殺しにし、運よく生き延びた一部の人々もワクチンのせいで体毛が抜けて凶暴化してしまった。そんな中、軍の科学者である主人公だけはなぜか凶暴化せずに生き延びることが出来た。彼は誰も住まない大都会でただ一人、ほかに生存者がいないか呼びかけながら人々の治療法を研究し続け、孤独に暮らしていた。アメリカのSF映画。
2010年5月14日
- パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち ゴア・ヴァービンスキー監督
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:洋画
総督の娘が海賊船ブラックパール号にさらわれた。身分違いの恋に身を焦がしていた鍛冶屋の青年は、彼女を助けるため、その海賊船の元船長でいまは部下に裏切られて海軍に捕まっているジャック・スパロウに手助けを求める。ディズニーランドの「カリブの海賊」をモチーフに、怪優ジョニー・デップが主演する人気海賊映画シリーズの第一弾。
2010年4月29日
- 戦闘美少女の精神分析 斉藤環 (ちくま文庫)
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:人文科学
アニメやマンガなんかによくある戦う美少女キャラクターが創作され消費される裏にはどのような深層心理があるのか、ラカン派の精神分析学を取り入れた精神科医が分析してみせた本。
2010年4月21日
- 生を踏んで恐れず 高橋是清の生涯 津本陽 (幻冬舎文庫)
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:政治・経済
下級武士の養子という出自から、明治維新前後の動乱の時代に様々な奉公やアメリカ留学を経て、日本の金融界を中心に縦横無尽に活躍してついには総理大臣にまでなった高橋是清の生涯を、この人の残した自伝を中心に参考としてまとめた読み物・評伝。
2010年3月30日
- ダブルダウン勘繰郎 西尾維新 (講談社文庫 西尾維新文庫)
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:ミステリー
探偵に憧れていたOLが仕事帰り、最も有名な探偵社のビルの前を通りかかると、目が離せなくなるほどの存在感を持った少年、勘繰郎が不敵な面構えでビルを見ていた。日本有数の頭脳集団である日本探偵倶楽部に入るには二つの道があった。難関である試験を突破するか、未解決の事件を解決に導くか。勘繰郎が圧倒的な自信でもって行動を開始すると、まるであつらえられたかのように事件が現れ、語り部のOLによる自省的な回想とともに二人が事件に立ち向かう。ライトノベルの旗手の一人、西尾維新による、日本探偵倶楽部を扱ったJDCトリビュートシリ
2010年3月22日
- ゼルダの伝説 大地の汽笛 任天堂
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:ロールプレイングゲーム - 金融商品取引法入門 黒沼悦郎 (日経文庫)
評者: 評価: 傑作(30点) 分類:政治・経済
機関士見習いのリンク少年は、ついに一人前の機関士として認められ、城で任命式が執り行われることになった。しかしその後、異変を感じたゼルダ姫が個人的にリンク少年を頼り調査をしたところ、これまで忠実に仕えてきたと思われた大臣がかつての魔王を復活させようとしていることが分かる。悪事を暴かれた大臣は、ゼルダ姫をさらって魔王復活の儀式を始める。リンク少年は親方から任された機関車を駆って、姫の救出と魔王復活阻止のため活躍する。任天堂の大人気アクションRPGシリーズのDS第二弾。
これまで金融商品の種類ごとに分かれていた法律をまとめてほぼ一本化された、金融商品の取引に関する法律である金融商品取引法を、法律学者が理念から運用さらにはこれからのあるべき方向性まで解説してみせた本。
2010年3月18日
- 大穴(原題: Odds Against) ディック・フランシス 菊池光=訳 (ハヤカワ文庫)
評者: 評価: まあまあ(10点) 分類:ミステリー
レース中の事故で騎手生命を絶たれ、競馬関係を中心に調査する探偵社に拾われて味噌っかすのような日々を送っていた元名騎手シッド・ハレーは、あるとき元海軍将校でもある舅のチャールズに呼ばれ、なじみの競馬場がのっとりの危機にあっている可能性について伝えられる。事故で負った醜い左手のケガを抱えた小男の主人公が、自らの鬱屈した生き方を省みて、周囲の人々の助けを得ながら陰謀を阻止しようとする。海外ミステリー小説。競馬シリーズの二作目。