2009年3月4日
- 巡音ルカ クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:音楽
ヤマハの合成音声技術VOCALOID2を使ってアニメ声優の声で歌を自由に歌わせることの出来る、「初音ミク」で有名になったクリプトンのキャラクター・ボーカル・シリーズの第三弾。今回は声優の浅川悠を起用し、ちょっと大人びた歌声になっているほか、英語でも歌わせることが出来るのが大きな特徴。
2009年3月1日
- とある魔術の禁書目録 1巻だけ 鎌池和馬 (電撃文庫)
評者: 評価:いまいち(-10点) 分類:SF
空想近未来の日本は、西東京に巨大な学園都市を作り上げ、そこで超能力の研究をしていた。そんな街で寮で一人暮らししながら高校に通っている上条当麻は、ほとんど能力を持たない落ちこぼれだったが、なぜかどんな超能力をも無効にする謎の力を持っていた。ある日、当麻の寮のベランダに銀髪碧眼のシスター服姿の少女が引っかかっていた。彼女を世話した当麻は、魔術師という異質な力を持つ組織に追われる彼女を守ろうとする。
2009年2月25日
- マイノリティ・リポート フィリップ・K・ディック/浅倉久志・他訳 (ハヤカワ文庫)
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:SF
予知能力者を使って犯罪を犯す前に事前に逮捕し投獄する警察機構が設立された空想未来社会で、その警察機構を創設した男自身が犯罪者として予知され、何者かの思惑と重なり逃げ惑いながら事態を打開しようとする表題作ほか、初期の巨匠たちのあとの世代の人気SF作家ディックの日本に今まで紹介されていなかった作品も集めた短編集。
2009年2月22日
- 性的唯幻論序説 改訂版 「やられる」セックスはもういらない 岸田秀 (文春文庫)
評者: 評価:最高(50点) 分類:人文科学
- 聖☆おにいさん 1巻だけ 中村光 (講談社モーニングKC)
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:日常もの
元々作者が文春新書向けに自分の主張の基本的な部分を語りなおした本があって、それをさらに学生たちとの性についての最近の対話をもとに大幅に記述を追加して文春文庫として出しなおしたのがこの本。特に資本主義を動かす原動力としての性について、作者独自の理論をきわめて平易に説得力溢れる形で語っている。
なぜか現代の日本でブッダとイエスがアパートでルームシェアして暮らしていて、伝説的な能力はそのままに性格が控えめになって普通に若者として生活を送っているという設定のギャグマンガ。
2009年2月15日
- ユーディのアトリエ 〜グラムナートの錬金術師 ガスト
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:ロールプレイングゲーム
錬金術師ユーディは錬金術で事故を起こして未来の世界に飛ばされてしまう。そこで様々な人と出会い、手助けしてもらい、元の時代に戻ろうとする。材料を集めて色々なものを作りながら冒険を進めていくロールプレイングゲームシリーズの第四弾。
2009年2月13日
- ダンス・ダンス・ダンス 村上春樹 (講談社文庫)
評者: 評価:最高(50点) 分類:フィクション活字
「羊をめぐる冒険」から帰還した主人公は、しばらくまともに生活しているかのように過ごしたが、自分がどこへも行けないという閉塞感に悩んだ末に、かつて「冒険」を勘の良さで導いてくれた女性キキの声に導かれるように、札幌のいるかホテルを目指す。世界的に高い評価を得ている村上春樹の精神異常を扱ったミステリー仕立ての長編小説。
2009年2月11日
- ダーリンは外国人 with BABY 小栗左多里&トニー・ラズロ
評者: 評価:いまいち(-10点) 分類:エッセイマンガ
ひげもじゃの草食動物的な国際派外国人トニー・ラズロと結婚した日本の漫画家さおりの、文化的ギャップに満ちたつきあいを描いて大ヒットしたエッセイマンガシリーズの第三弾。今回は出産と子育てが描かれる。
2009年2月7日
- メイちゃんの執事 1巻まで 宮城理子 (マーガレットコミックス)
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:学園もの
平凡な夢見がちの女子高生メイは、両親の不幸によって自分が大財閥の唯一の跡取りであることが分かる。彼女の身を守って世話するために執事一家から長身美形の有能な執事の理人が遣わされ、メイはその男に一目ぼれしてしまう。彼女の幼馴染で同じクラスの剣人はいままで彼女と喧嘩ばかりしていたが、実は自分の兄である理人と急速に仲良くなるメイに焦りを感じ、自らも執事見習いとなって彼女に近づこうとする。