2008年4月4日
- 敵は海賊・海賊版 神林長平 (ハヤカワ文庫)
評者: 評価:最高(50点) 分類:SF
宇宙を陰で支配するという実在するかどうか分からないとされる伝説の海賊ヨウメイの元を、トランス状態の占い師の口から偶然彼の居場所を知ったフィラール星の主席女官シャルが訪ねる。自分が仕えている王女がさらわれたので取り戻してほしいという。人に支配され命令されることを何より嫌う海賊ヨウメイだったが、平行世界からの不思議ないざないを受け、王女奪還のために手を貸すことになる。一方海賊と戦う海賊課の刑事たちもまた別のいざないを受けてヨウメイを追う。
2008年4月1日
- 刑務所の中 花輪和一 (青林工藝社)
評者: 評価:傑作(30点) 分類:エッセイマンガ
狩猟に使う本物に近いモデルガンを不法所持して逮捕され懲役三年の実刑を食らって刑務所に服役した漫画家の花輪和一が、刑務所での生活を気負いなく描いたノンフィクション漫画。
2008年3月24日
- 伝説のすた丼屋 株式会社アントワークス
評者: 評価:傑作(30点) 分類:たべもの
- ラーメン二郎 らーめんじtろう
評者: 評価:傑作(30点) 分類:たべもの
東京都国立市発で、多摩地区を中心に展開している丼物のお店。
デカ盛りのラーメン屋。
2008年3月23日
- 狐と踊れ 神林長平 (ハヤカワ文庫)
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:SF
日本のSF不毛時代に精力的に執筆していた神林長平のデビュー作を含む最初の短編集。表題作であるデビュー作は、放っておくと胃が人間の中から逃げ出してしまうようになってしまった空想未来の世界で、胃を固定しておくための薬の製造と配給がもとで生まれた管理社会の中で、運良く特権階級になれた男の歯車が狂っていく話。
2008年3月21日
- スケッチブック 4巻まで 小箱とたん (BLADE COMICS)
評者: 評価:傑作(30点) 分類:日常もの
一風変わった面々が集まる高校の美術部を舞台にしたほのぼの日常系4コママンガ(4コマじゃないのもある)。美少女キャラとかハイテンションなどのオタク的な要素の薄い、落ち着いた作品。
2008年3月20日
- 新フォーチュン・クエスト10 キットンの決心 深沢美潮 (電撃文庫)
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:ファンタジー
- 新フォーチュン・クエスト6〜9 待っていたクエスト 深沢美潮 (電撃文庫)
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:ファンタジー
一族の試練に一度失敗したときに一緒に記憶喪失になって生き別れた妻がいると言い出したキットンだったが、ついにその妻の居所が見つかった。しかし彼女は未だに記憶を失ったまま、拾われた家で仲良く暮らしているという。なかなかつかない決心をつけたキットンは、心配する仲間たちとともに彼女に会いに行く。独自ファンタジー世界での貧乏で愉快な一行の冒険を描いた新シリーズの10巻目。
前巻で本物の王女様の手助けをして巨額の報酬を得た主人公たち一行は、拠点として居ついている村シルバーリーブについに家を構えることになった。ところがそこへ百年ものあいだ出現することのなかった謎のモンスターが現れ、彼らの家を台無しにしてしまう。一転その日の暮らしにも困るようになった彼らは、冒険紹介屋ヒュー・オーシから聞いていた高レベルクエストのことを思い出し、再び冒険に出かけるのだった。ロールプレイングゲームのパロディ満載の独自ファンタジー小説。
2008年3月15日
- なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか 孔健 (講談社+α文庫)
評者: 評価:まあまあ(10点) 分類:国際
親日の中国人作家が、中国人と日本人の良いところ悪いところを比較して述べている本。
2008年3月8日
- 新フォーチュン・クエスト4,5 真実の王女 深沢美潮 (電撃文庫)
評者: 評価:傑作(30点) 分類:ファンタジー
悪徳消費者金融会社に騙されたキットンを助けるために偶然近くで失踪していた王女の名を騙って騙し返してお金を取り返した一行だったが、今度はなんとその本物の王女と接触することになる。彼女に手助けを頼まれた一行は、追っ手をしりぞけながら彼女の故国を目指す。人気和製パロディファンタジー小説。